横浜FCと横浜FCと横浜FCとあと横浜FCなんかに関して書いたり書かなかったりします。ほかの事を書くこともあります。
by naminos
2006年 04月 26日 ( 2 )
横浜物語 the youthful days 0003
家を借りるの巻

高校時代から下宿だった俺にとって、一人暮らし自体は別段珍しいことでもないのだが、1から自分で決めて自分で手続きを踏むのは初めてである。
当時、おそらくいくつもの候補から選んでいたと思うのだが、他の候補がどんなだったかなど、そのあたりの細かいことは覚えていない。

賃貸情報誌を見てその候補の部屋を見に行ったのは、アルバイトが始まる前の週半ばだったように思う。決めたのは1件目ではない。確か3件目だ。
駅の改札を出るとスーツ姿のお姉さんが待っていた。確か小柄なお姉さんだったと思う。

駅歩10分

確かに10分である。が、その家は強烈な坂の上にあった。
駅から出て国道を渡り、小さな商店街を抜け、脇道に入るとそこには崖のような坂が立ちはだかっていた。

「うわ」

思わず声を上げるとお姉さんは「ここはちょっと大変かもしれないですねー」などと笑っていた。
「向こうの階段なら少し楽かもしれないですね」
この坂の他にも、駅の目の前のマンションの間を抜ける階段を上がるルートがあったのだ。
それしても長い坂だ。少々悩んでしまった。

上りきったところには女子高があり、その向かいには小さなパン屋があった。
坂の上はこの丘の尾根づたいにバス通りがある。女子高脇の交差点からバスどおりを北へ行けばマンションの間の階段へ繋がっているのだろう。
パン屋の脇の路地を入ると、そこに物件があった。

洋風のデザインに、緑色の壁。
そして、なぜかクソでかいオウムの絵。オウムつっても当時事件になってたアレじゃなくて、鳥の方である。
建物は小さいが、いろいろとこじゃれたエクステリアで、田舎モノのハートを掴むには十分な横浜っぽさがあった。

建物はL字型で、1階が3部屋、2階が3部屋になっていた。
俺が紹介されたのは1回の端の部屋である。

お姉さんに促されるまま中に入る。
変形したワンルーム。間取り図の印象よりだいぶ狭い。
床は擬似フローリングで押入れなどの収納はない。
ユニットバスと電気コンロの小さなキッチンがあった。
洗濯機置き場はない。
窓は南北両サイドにあるので通気はよさそうだ。
b0060919_2253954.jpg

多少悩むところはあったが、実のところほかに選択肢があったわけでもなかった。

それはこの部屋が礼1敷1で、しかも家賃が5万円以下だったのだ。
横浜から一駅、駅歩10分で、築10年そこそこの風呂付ワンルームで4万5千円というのは
当時としては十分に魅力的だった。

坂がなんだ。
多少狭くても構うもんか。
洗濯機は部屋に置けばいいじゃないか。
とりあえずベッドにしないとならんが俺一人住むのだからいいじゃないか。

「どうです?」

しばらくうなってみたが、今日中に決めなければならなかったのと、とにかく初期費用が安いというところが決定打になった。

「決めてもいいですかね?」

とりあえず必要な書類などはひととおり持参してtあったので、そのまま関内の事務所まで連れて行ってもらって手続きを済ませた。保証人が必要だったのだが、それは伯父が引き受けてくれた。本当に伯父には頭が上がらない。

安く済んだせいかすぐに振込みできたので、週末には部屋の鍵をもらえることになった。

次回 引越し編 に続く
[PR]
by naminos | 2006-04-26 21:51 | 連載
リサイクルショップにて
b0060919_172115.jpg

吹いた
[PR]
by naminos | 2006-04-26 17:21