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横浜FCと横浜FCと横浜FCとあと横浜FCなんかに関して書いたり書かなかったりします。ほかの事を書くこともあります。
by naminos
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カズ効果
YouTube - Broadcast Yourself.

俺はいわゆる「カズ信者」ではない。
代表にはもともと興味なかったし(今もそんなにないし)、
彼が過去在籍したどのチームにも興味はなかったし、
むしろ敵だったわけで。

「カズ効果」という言葉が2005年J2を席巻した。
観客数は倍増し、メディアの注目度も増したのである。

今、2006年「カズ効果は終わった」という声が少なくない。
チケットの値上げとかいろいろ原因はあるのだろうが、確かに
目に見える形でのカズ効果ってものは薄れたかもしれない。
(観客動員数についてはあとで整理してみたいと思う)

しかし本当の「カズ効果」とは、観客動員だけのものではない。
ましてやアウエーでの動員増加なんかどうでもいい。
チームへの効果こそが真のカズ効果なのではなかっただろうか。

2006年。ここまで「カズゴール」は期待ほど多くない。
だが、城のゴールが多い。これからも増えるだろう。
理由は星の数ほどあるだろう。だがその中の一つに確実にあるもの、
それは横浜FCへの「カズ効果」であると思う。

俺はサッカーとは「人的資源の潰し合い」のスポーツだと思っている。
お互いに90分(実質95分前後)×11人という人的資源をぶつけ合って、
1つのボールを奪い合い蹴りあうわけであるから、無駄なことは出来ない。
脅威のあるFWが1人だけならDFが2、3人入れば潰せる。
しかしそのFWが2人以上になれば話は別である。限られた人数で、その2人を
抑えて、しかもチャンスを組み立てることは至難の業なのだ。

カズは39でもカズである。いくらJ2でも若い2、3人のDFを単独で突破するのは難しいだろう。しかし1人だけならいくらでも敵ゴールに脅威を与えられる存在である。ノーマークになればそれだけで得点につなげる能力もあるのである。故にDFはカズのマークをはずせない。

かつて横浜FCでどうしてもマークしなければならないFWは城だけだった。だから城は自由に動くことが出来ず、仕事ができなかったのである。
今、囚われの身になるのはカズが代行してくれている。代行しないまでも少なからずDFを引き寄せているのは否定できない事実である。なぜなら、すでに城の4ゴールという形で結果が出てきているからである。

2クールから高木不敗監督が攻撃の組み立てにも着手すると明言している。
カズと城のより有機的な連携、第3のFWの幅広い選択肢、2列目の飛び出しなどなど。
面白くなりそうな要素は山ほどある。楽しみだ。

などという発想がドバドバあふれてきたのは、上記のyoutubeのムービーを見たからである。ああ、これが俺にとってのカズ効果なんだなあ。
by naminos | 2006-05-02 07:33 | 横浜FC
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