横浜FCと横浜FCと横浜FCとあと横浜FCなんかに関して書いたり書かなかったりします。ほかの事を書くこともあります。
by naminos
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はたらくおにいさん3
4日目から1人で昼食を摂るようになったが、元々一人でも平気なので何がどうということもなかった。

リボン入れの次に覚えたのは断裁後のチェックである。ふちがバサバサの本を大きなカッターでザックザックと切るときれいな見慣れた文庫本の形になる。3冊~4冊ぐらいごとにジャンジャン切っていくので、それを断裁から受け取って、10冊~12冊ぐらいにきれいに積んで、次の工程に送るのがこの仕事だ。その時に、製本時にページが折れていないかを本の脇をビッと見て確認する。たまに折れた状態で断裁されるものがある。それは一旦脇にのけておき、断裁機が止まったときに折れたところを引き出して、紙やすりでじょりじょり削ってきれいにしてやる。そしたら他のと同様に次工程に流せるのである。この紙やすりでジョリジョリやるのは気持ちが良いので俺の好きな作業のひとつだ。

ヤンキー風のあんちゃんはいつも動きが景気よくて、見ていて気持ちがいい。無愛想で怒ってるような顔だが、話しかけると意外に普通に応対してくれ、丁寧に教えてくれる。が、それは気分次第だったようだ。俺はわりと手際がよかったので少し認めてくれていたようで、それで対応がよかったのかもしれない。

断裁の次の工程はカバーかけである。見慣れた化粧カバーをかける専用の機械がある。動き出すとじゃんじゃん1冊ずつレールを流れていって、自動的にかぱっと開かれてカバーがかけられていく。その時についでにしおりやパンフレットを入れていくのだ。その機械を通すともう出荷状態である。最終確認をしてパレットに積み上げる。十分な高さに積みあがったら分厚いラップをぐるぐるにかけて出来上がりである。
ラップかけも俺の好きな作業である。ビビビビ撒いていくと非常に気持ちがいいのである。

一日の仕事が終わるとまたみんな仕事を中途半端なままにして一斉に帰る。社員の人は機械の点検などで残るが、40人ほどのうちほとんどアルバイトなのでロッカールームは満員になってしまう。ベテランのアルバイトは何か仲間と示し合わせてどこかへ出かけていくことが多かった。俺は特に誰ともつるんでなかったのでそのまま帰ることが多かったが、それでも新宿紀伊国屋に寄ったりして、あまりまっすぐは帰らなかった。

つづく
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by naminos | 2005-04-20 19:19 | 思い出
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