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横浜FCと横浜FCと横浜FCとあと横浜FCなんかに関して書いたり書かなかったりします。ほかの事を書くこともあります。
by naminos
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虚構だったと判明した記憶のストーリー3
自転車を押して彼女と並んで歩きながら、お互いのことを自己紹介も兼ねて説明しあったりした。彼女はやはりここから近い国立大学の学生だった。この界隈は学生向けの下宿やアパートが多く、俺もその一つを借りて高校まで通っていた。彼女のアパートはバイト先から俺の部屋とは逆方向だったがわりと近かった。
部屋に入る前に、ちょっと待っててねと言われ、玄関先でしばらく待たされた。
どうぞ、と促されて中に入る。
部屋着に着替えて、少し片付けでもしてたのだろうか。
家具は少なかったが整理整頓されていて、学生らしく難しそうな専門書が並んでいた。下は畳だと思うが毛足の長いカーペットがしかれていたのを覚えている。俺は緊張しながら正座をして、靴下は臭くないだろうかとかそんなことばかり気にしていた。
「お米これから炊くんだけどいいよね?」
「大丈夫です!」
「テレビでも見ててね」
1Kなのでキッチンと部屋の間にはガラス戸があるのだが、彼女は開けっ放しで調理を始めた。テレビをつけると夕方のニュースの時間だったのであまり面白くはなかった。というか緊張しているのでそれどころではない。

どだい童貞高校生に年頃の女子大生の部屋で大人しくしていろというのが間違いである。

つづくと困る?
by naminos | 2005-04-01 19:48 | 思い出
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