第1印象はあまりよくなかったデュエルマスターズなんだけど、カードを見ているとなかなか良いデザインのものが少なくない。テキストも結構いい感じである。というかMTGに似すぎていて、パクリにしてはあんまりだ、と思っていたらなんとMTGと同じメーカーで作っていたことがわかった。なんだそれならいろいろわかった。
つまりMTGのシステムを簡略化したものがDMだったというわけだ。
が、しかしルールを勉強していくにつれてそれは簡略化ばかりではないことがわかってきた。むしろ合理化と呼ぶにふさわしいアレンジがなされていたのであるよ。マナシステムはMTGと共通なのだが、マナを生み出すカードがMTGでは土地カードという固有のカードがあるのに対し、DMではどのカードでも上下逆におけばマナカードになるのである。
またDMではMTGのライフポイントの代わりにシールドというシステムを採用している。ライフポイントはMTGにしろ遊戯王にしろ計算が面倒で、ツールや計算機を用いるのが通例である。DMのシールドシステムとは最初にカードを5枚伏せたまま前に並べ、相手はまずそれらシールドを攻撃して破壊し、すべてのシールドを破壊した後、初めて相手プレーヤーを攻撃できる。そして相手プレイヤーに攻撃できた時点でゲームセット、勝利するのである。言い換えればライフが6ポイントで、カウンタ代わりにカードを使っているということである。シールドとして使われたカードがシールド・トリガーというタイプのカードであれば、シールド破壊時になんらかのアクションが起こせるというのも面白い趣向であると思う。
基本的にはMTGにある機能を移植したカードが多いようだが、MTGで肥大し複雑化したシステムを合理化して再アレンジしているという視点から見れば、このDMというTCGはなかなか面白いのではないだろうかと期待している。
ぶっちゃけ遊戯王はまだよくわかってないとこあるしねー。