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横浜FCと横浜FCと横浜FCとあと横浜FCなんかに関して書いたり書かなかったりします。ほかの事を書くこともあります。
by naminos
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十三日間日本一周 drive03 2nd day 山陰を行く
朝7時ごろに鳥取砂丘を出発。鳥取市内のコンビニで朝食を調達する。知らない土地のコンビニというのは不思議な感じがする。まったく知らない場所なのに、見慣れたローソンの看板に店構えである。ただ、店内の品物は微妙に異なっている。あまり見ないメーカーの雑貨や、雑誌類も山陰地方用のものが並べられているわけだ。もちろん当たり前のことなのだが、こんなささいなことでも旅気分を味わっていた。

ルートの選択はナビに任せて、俺は到着時間の短縮に専念することにした。とりあえずクルマを前に走らせる。
前に山陰に高速道路はない、と書いたが正しくは存在する。ただし米子から松江の先までであり、あまり長くないので今回は利用しないことにした。鳥取から日本海沿いの国道9号でひたすら西へ向かう。
夜はまったく景色が見えないので本当に純粋な移動だけになってしまうが、昼間は移動そのものが観光であり旅の目的でもある。知らない土地の独特の風景や家屋を見るのは本当に面白い。地方に行くとなぜか似た家ばかりが並んでいるのである。もちろんそれは土地柄や気候条件に拠るものなのだろうが、例えば親戚が集まると似た顔ばかりが揃うということに似た面白さがあるのだ。

道路が西に向かっているのに海が右側にあるというのはもちろん日本海側独特の条件だが、これだけでもまた遠出したことが実感させられて、俺は自由な気分を味わっていた。この時点ではまだ孤独を感じていない。当面の目的地がいくつかあるため、そこまでの移動でもあるという側面もあったからだろう。

国道9号をひたすら走る。雨は明け方だけであり、天気は快晴そのものだ。ずっと見えている日本海も穏やかで青く美しい。山育ちの俺にとって海はちょっと見えただけでも感激の対象である。海岸沿いのドライブなど、それだけで最高の気分になれるのだ。海沿いの道は入り江ごとに集落があり、それぞれに漁港があるようだ。もちろん田畑もあるが、半農半漁の農漁村なのだろう。

大山の北側を回り、米子、松江を抜け宍道湖畔を抜けると出雲だ。
出雲大社に寄りたいなと思っていたが、すでに昼である。まだまだ先は長い。昼食はコンビニで済ませ先を急いだ。
つづく
十三日間日本一周 drive03 2nd day 山陰を行く_b0060919_0405920.jpg

by naminos | 2004-11-22 13:21 | 連載
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