横浜FCと横浜FCと横浜FCとあと横浜FCなんかに関して書いたり書かなかったりします。ほかの事を書くこともあります。
by naminos
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
十三日間日本一周 1st day drive01 砂漠
クルマを止めライトを落とすと、眼前にはただ暗闇があるだけだった。エンジンを止める。
暗くて何も見えないが、そこには砂漠があるはずだ。現在午前4時。日の出までは時間がある。少し眠ることにして、後部座席に移動した。アコードワゴンのリアシートの幅では体を伸ばして眠る事はできない。シートを倒して荷台とフラットにして体を伸ばす。毛布だけで大丈夫だろうか。少し不安はあったが、寒ければ目が覚めるだけだろう。
暗闇で目を閉じると、すぐに眠りについた。

朝から出発するつもりだったのだが、出がけに済ます用事が増えてしまい、結局出発は午後になってしまった。それでも日が暮れる前には高山を通過できたので、まだよかった。飛騨清見のICから東海北陸自動車道に乗る。後日のことになるが、白装束の集団が車列を作っていたあのあたりである。もちろん当時はそんな団体のことなど知る由もなく、日が暮れる中先を急いでいた。

1日目でどこまで行くかまだはっきりとは決めていなかった。この時点で決めていたのは、ただとにかく鹿児島を目指すというだけ。そこまでに寄る場所というものは、なんとなくしか決めていなかったのだ。通りすがりに面白いものがあれば見て回ろうと言う気楽な諸国漫遊を決め込んでいたわけである。
1日目に鳥取まで行けるだろうとは思っていた。夕暮れまでにたどり着いて、砂丘あたりで1泊目にしようと目論んでいたのである。しかし、夕暮れの時点でまだ飛騨清見辺りである。果たしてどこまで行けるのだろうか。この時点ではまだ自分の移動能力は未知数である。

東海北陸自動車道から東名〜名神自動車道へ入る。米原JCTから北陸道へ入り、木之本で降りた。ここまで休憩らしい休憩もなかったので、少し休む事にした。ICからすぐのコンビニでクルマを降りる。この時点で22時ちょうどぐらい。なかなかのペースではある。
地図を見る。ここ先山陰道には高速道路がない。ひたすら一般道を進むだけだ。

琵琶湖が近いが、ここは先を急ごう。どうにか夜のうちに鳥取まで行き、初日の遅れを取り戻したいのだ。
夜道を走ると、いろいろな事が頭に浮かぶ。なぜ離婚するはめになったのか、誰が悪かったのか。自問自答が続く。家を最後に出る時、見送った息子の泣き顔が脳裏をよぎる。この旅の途中に最初の面会が予定されている。つい最近まで自分の家だった家に他人となってから訪れるのはどんな感覚なのだろう。
天橋立の先のあたりで夕食。夜中にやっている店など限られる。吉野家の牛丼がこの旅の最初のディナーになった。

ひたすら走ること数時間。午前3時になってようやく鳥取砂丘エリアにたどり着いた。まったく灯りがないので、道路から離れたところがどうなっているかまったく見えない。適当な駐車場を見つけて停車した。少し先にはコンビニもあるが、この近辺はほとんど何もない。地図を見る限りでは、このクルマの前方が砂丘のはずだ。とにかく朝を待とう。今日のノルマは果たしたのだ。

朝6時。自然に目を覚まし、体を起こして車窓から外を眺める。眼前には砂の大地が・・・・ということはなく、あいにくの雨で目の前には巨大な泥の山があったのだった。残念。
つづく
b0060919_7404567.jpg

[PR]
by naminos | 2004-11-20 01:13 | 連載
<< リアル第4巻 ブッシュ票が多すぎるとの指摘が... >>